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2003年08月の記事は以下のとおりです。

ケリー

  • 2003/08/31 01:49

4ヶ月のボーダーの男の子、ケリ−君に会ってきました。とっても素直で、ホントに良い子です。
飼い主さんのお悩みは、散歩で引っ張ること。でも生活の中で他に問題が沢山ありました。
それを実感してもらうため、ホールドスチールをやってもらいましたが、ケリ−君「なにすんの!」と手をかぷかぷ。
奥様には「ううー」って声が出ちゃいました。しかも飼い主さん「あらあら」と問題の大きさに気付いているのかな?と心配になりました。
私がやっても文句言わず、座れや伏せをピッピとやってるのを見て「お客さまには媚びを売るの」っておっしゃっていました。もちろん媚びを売ってるでしょう。でも飼い主さんがしっかりしていれば、同じようにやってくれる子です。ホントに良い子なんだもの。(しかもとても物覚えが良い)
まだ4ヶ月のこの子が少しでも唸るのはやっぱり人間の問題。
噛んでいたガムも飼い主さんが近付くと慌てて飲みこんじゃった。信頼されて無い・・・?。
お散歩に出てみると、フレキシブルリードといわれる、ボタンを押すと伸びるタイプのリードを使っていらっしゃいました。一番短くして・・・。
これでは引っ張らずに歩けというのが無理というもの。お散歩は引っ張って歩きなさいと自ら教えていた事になります。リーダーウォークをしてもかなり抵抗。う〜ん勘違いしてる・・・。
このままだと後が心配。大きくなってからでは、今の様に簡単に押さえられないので大変です。
出来る限りのアドバイスはしてきましたが、大丈夫かな?


レッスンは子犬のうちに受けてもらうのが理想的。素直なうちならほとんど叱らず、ほめて伸ばせます。
ケリ−君が目を輝かせて、喜んでやっていた様に。でもほとんどの飼い主さんには問題の芽が見えない。
「出来ないのは、自分の問題」だなんて、思ってもみないのです。
『出来るだけお金はかけたく無い。まだ小さいし自分で出来る。うちの子は大丈夫。』
ほとんどの方がそう思っているのでしょう。トレーナ−の忠告もあまり耳に入らない。
でもね、大きくなってからレッスンを受けた飼い主さんのほとんどが「子犬のうちにやっておけば良かった」
っていうんです。
飼い主さんに注目する子、呼んだら来る子、飼い主さんに絶対の信頼を置き、深い愛情を示してくれる子
に育てたかったら、子犬のうちから正しいしつけが必要です。
その為には、飼い主さんが学んで下さい。一度身に付けたら、15年その付き合いが続くのです。
そして、もの覚えの良い時期にやるのが、一番安上がりです。(ケリ−のママには届いたかなー?)

幼稚園児の男の子と高校生の不良少年、しつけをして下さいと言われたら、あなたはどちらの子を選びますか?

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